紋別市港南地区、財団事務局の所在する元紋別の臨海地などは「ガリヤゾーン」と呼ばれています。

 「ガリヤ」とは、流氷科学センターの愛称「ギザ」や健康プールの愛称「ステア」と同様、流氷ワールドを構成する各施設が集積するこの地域につけられたネーミングです。異世界をもイメージさせるファンタスティックな響きのある「ガリヤゾーン」は、流氷ワールドにふさわしい語感を持っています。

 ガリヤゾーンには、当財団が管理しているオホーツク健康プール・ステアが最初に開館(平成2年12月)し、続いてオホーツク流氷科学センター・ギザが開館(平成3年2月)しました。その後、平成8年には氷海展望塔オホーツクタワーが完成、平成9年には流氷砕氷船ガリンコ号Ⅱが就航するなど、魅力ある施設がそろっています。

 また、「紋別グルメまつり」、「もんべつ流氷まつり」など紋別市の主要なイベントもここで開催されるなど、目の離せない地域となっています。

・人工海水浴場『ホワイトビーチ』

平成11年にできたベトナム産の純白の砂が敷き詰められた人工の海水浴場。外海とは仕切られているので安心して海水浴を楽しむことができます。ビーチバレー用のコートは誰でも利用でき、夏には大会も開催されています。平成13年には、この海水浴場を巨大な生け簀に見立てた鮭のフライフィッシングイベントも催されました。

・初代ガリンコ号

実験船として開発されたASVおほーつくを旅客船として改造し、昭和62年に新装就航した流氷観光砕氷船。4本のアルキメディアンスクリューで流氷をガリガリと砕いて進むことから「ガリンコ号」と名付けられました。平成8年まで10シーズンにわたって活躍しましたが、老朽化が激しく、平成9年からガリンコ号Ⅱにバトンタッチしました。現在はガリヤゾーン内に保存展示され、ガリンコ号Ⅱの活躍を見守っています。

・流氷砕氷船『ガリンコ号Ⅱ』

初代ガリンコ号の後を受け平成9年に就航した新流氷砕氷船。流氷を砕くアルキメディアンスクリューは2本になりましたが、性能はより強力にグレードアップし、紋別港から10km程度までの航行も可能になりました。流氷時期だけではなく、夏の期間も釣りファンに大人気の「釣りクルーズ」や、食いしん坊も大満足の「カニ食べ放題クルーズ」などが運行しており、年中楽しむことができます。

詳しくは→オホーツク・ガリンコタワー(株)

・オホーツクとっかりセンター『ゴマちゃんランド』

名前の「とっかり」は、アイヌ語で「あざらし」のこと。ここは、あざらしだけを保護飼育している国内唯一の保護センターです。迷子や病気になった子あざらしや、定置網に入りけがをしたあざらしなどが保護され、治療を受け、海に帰っていきます。ここでは、オホーツク海に生きるあざらしと人との関わり方、環境保護の大切さなどを学ぶことができます。

・紋別港第三防波堤『プロムナード』

オホーツクタワーへの架け橋にもなっている第三防波堤は、国内最大級の親水性機能防波堤です。波浪から港を守ることはもちろん、さまざまな水に親しむための機能を持たせた多目的防波堤です。防波堤は海上を散策できる2階建て遊歩道にもなっていて、愛称を「クリオネプロムナード」といいます。途中には流氷の一生を描いたレリーフアートやあざらしプールなどもあります。

・氷海展望塔『オホーツクタワー』

第三防波堤の先端にそびえる平成8年にオープンした観測・研究施設。流氷や海洋、海の生物などの研究が行われているほか、一般の方が、刻々と変わるオホーツク海の営みをリアルタイムで観察することができる観光施設としても人気を集めています。毎年5月から行われている夜間営業「星空海中探検」では、海中を照らすスポットライトに多くの魚たちが集まり、季節ごとに違ったドラマに出会うことができます。

詳しくは→オホーツク・ガリンコタワー(株)

・道の駅『オホーツク紋別』

鉄道と同じように、「道路にもドライバーが立ち寄る駅があってもいいのではないか。」との発想から全国各地で整備が進められ、現在では全国701施設(供用前を含む。)が登録を受けています。我がオホーツク紋別は、平成7年4月11日に登録を受けました。普通車120台+大型車10台。余裕の駐車スペース、24時間利用可能な「さわやかトイレ」、そして駅舎を兼ねる「オホーツク流氷科学センターGIZA」では、紋別市周辺の道案内等も行っています。

詳しくは→北海道「道の駅」連絡会

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